インドの農民は100日間キャンプ場に泊まり込み、抗議し続けています

◎昨年可決された農業に関連する3つの法律は広範な怒りを引き起こし、数万人の農民が11月下旬からニューデリーの国境付近に設置されたキャンプ場に身を寄せている。
2021年3月5日/インド、首都ニューデリーの国境近くに設置された農民のキャンプ(AP通信/Manish Swarup)

地元メディアによると、インドの新しい農業法に反対する首都ニューデリー近郊での大規模な抗議活動は、3月6日に開始から100日目を迎えたという。

農民たちはこの日もトラクターを使って高速道路を封鎖し、色とりどりの旗を振り、ナレンドラ・モディ首相に農業法を撤廃するよう訴えた。

昨年可決された農業に関連する3つの法律は広範な怒りを引き起こし、数万人の農民が11月下旬からニューデリーの国境付近に設置されたキャンプ場に身を寄せている。

モディ首相はインドの農業を近代化するためには新しい法律が欠かせないと主張しているが、農民を代表する団体は「貧しい人は虐げられ、大企業だけが繁栄する」と反論している。

キャンプの前線に身を置くサットナム・シン氏は、毎日高速道路を約5時間封鎖していると述べた。

「道路の封鎖は私たちの趣味ではありませんが、政府は皆の声を聞いていません。私たちは政府が話を聞くまで平和的に抗議し続けます」

抗議活動は1月26日の共和国記念日に爆発し、警察との衝突で1人が死亡、数百人が負傷した。しかし、農民たちは立ち止まることなく抗議を続けている。

サットナム・シン氏は100日間キャンプ場で寝泊まりし、ニューデリーのスモッグと寒さに耐えてきた。同氏によると、キャンプの運営者たちは40℃を超える灼熱の夏に備え、準備を整えているという。

2021年3月5日/インド、首都ニューデリーの国境近くに設置された農民のキャンプ(AP通信/Manish Swarup)

政府は特定の作物に保証価格を設定することで小規模農家の生活を守ってきた。

以前の法律では、農家は必ず州の農産物市場委員会を通して農産物を販売する必要があり、同委員会と政府が合意した最低価格分の売り上げを保証していた。

法律の専門家によると、新しい農業法が施行されると、農家は仲介業者を通さずにバイヤー(他の州やチェーン店など)と直接やり取りができるようになるため、商売の自由度は格段に向上するという。

しかし、団体は、農産物を大量供給できる大企業が農産物の価格を引き下げると主張している。団体の当局者は、「政府は供給過剰になっても需給調整を行わないため、小規模農家はこれまでの保証価格以下で農産物を販売することになるだろう」と述べた。

数千人分の食事を提供する巨大な炊き出しは現在も続いている。また、一部の農民は、数百台のトラックが夏に備えて運び込んだウォータークーラーの設置を手伝っていた。一部の大型トレーラーには扇風機やエアコンも設置されているという。

インドの主要農作物は今月末に収穫期を迎える。政府は収穫期のタイミングで多くの農民が自宅に戻ると期待しているが、団体によると、大半の農民は自宅に残した家族や友人に収穫を依頼しており、抗議は3月以降も続くという。

サットナム・シン氏はAP通信の取材に対し、「農民たちは人手不足で収穫できない農場がでないように、お互い助け合っています」と述べた。

全ての農民が農業法に反対しているわけではない。モディ首相の熱心な支持者である果物農家のパワン・クマール氏は農業法にチャンスを与えると述べた。

「法律(農業法)が私たちに利益をもたらさないことが判明した場合、私たちは抗議します。私たちは道路を封鎖し、抗議を強化するでしょう。そして法律は農家を苦しめると宣伝し、仲間を集めます。しかし、それが有益であることが判明した場合、私たちは自宅に戻ります」

政府と団体は複数回交渉を重ねたが、膠着状態を打破することはできなかった。政府は法律の施行を18カ月間保留すると提案したが、団体はこの申し出を却下している。

2021年3月5日/インド、首都ニューデリーの国境近くに設置された農民のキャンプ(AP通信/Manish Swarup)

Source: インドの農民は100日間キャンプ場に泊まり込み抗議を続けている、モディ政権の新しい農業法に反対する農民たちの抗議 (kagonma-info.com)

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