Category: Int’l News: Japanese – 日本語

インド新農業法への抗議活動激化の恐れ

2021年10月3日インド北部ウッタルプラデーシュ州で連邦大臣の息子を乗せた車が新しい農業法に反対する抗議者に衝突し2人が死亡しました。その後3日から4日にかけて農民らが暴力を伴った抗議活動を実行し、さらに6人が死亡しました。 また、殺害された農民の家族を訪ねた野党議会指導者が、令状もなく逮捕されています。農民組合はこれらの事件に対する全国的な抗議を呼びかけています。昨年9月より続く抗議活動では治安当局との衝突や高速道路の封鎖も行われており、今後抗議活動が激化する可能性もあるため注意が必要です。 Source: インド新農業法への抗議活動激化の恐れ | 海外安全.jp|自立的な海外安全管理のための専門サイト (kaigaianzen.jp)

Read More

農民抗議でインドの町の緊張が高まる

ラキムプル・ケリの暴力:農民の抗議で8人が死亡した後のインドの町の緊張 2021年10月4日  06hGMT  インド北部の町では、4人の抗議農民を含む8人が日曜日に死亡した後、治安が強化された。  農業改革に反対する抗議行動の最中に、ウッタルプラデーシュ州のラキンプル・ケリ地区で暴力が発生した。  ソーシャルメディア上の写真とビデオは、人々が血にまみれて横たわっており、車両が火に包まれたことを示していた。  状況が緊張しているため、野党指導者は犠牲者の家族を訪問することを止められた。  農民たちは、連邦大臣の車列の車が2人の抗議している農民を轢いたため衝突が起こったと主張した。その容疑は大臣が否定した。  ラケシュ・ティカイトを含む数人の著名な農場指導者が、月曜日の朝に暴力に襲われた地区に到着した。ティカイトはメディアに、農民は彼らの将来の行動方針を決定する前に村人と話し合うと語った。  ウッタルプラデーシュ州の元首相であるアキレシュ・ヤダフは、警察が彼の住居を離れることを阻止したとBBCに語った。 「首相は、私たちの民主主義は活気に満ちていると言っている。しかし、野党指導者がラキムプルに行くのを止めても、私たちの民主主義は実際には強化されない。私たちの経済のバックボーンである農民は、このように扱うことはできない」と彼は言った。 「彼らの恐れは、民間のプレーヤーが彼らの収入を傷つけることについて正当であり、彼らは聞かれるべきである。私たちは農業システムを強化する必要があり、彼らを弱めることはない。」  議会の党首であるプリヤンカ・ガンジーも月曜日に拘束され、暴力で亡くなった農民の家族に会いに行く途中だった。  ラキムプル・ケリでの暴力は、農民が自分たちの費用で民間企業に利益をもたらすと言っている農業改革に対する10か月前の抗議の劇的なエスカレーションを示している。  11月以来、数万人がデリー郊外を襲い、法律の廃止を要求している。  これは、インドがこれまでに見た中で最も長い農民主導の抗議の1つであり、インドの首相ナレンドラ・モディと彼のインド人民党主導(BJP)政府に対してコミュニティを苦しめている。 暴力はどのように始まったのか?  農場の指導者たちは、日曜日の暴力は、連邦大臣のアジェイ・ミシュラの息子が彼の車を抗議者のグループに運転した後に始まったと主張した。  ミシュラと副首相ケシャフ・プラサド・マウリヤの訪問に抗議するために農民が地区に集まった。  抗議者たちはミシュラの以前の声明に腹を立てていた。彼は、抗議は「10〜15人」だけであり、「彼らを一列に並べるのにたった2分かかるだろう」と述べた。  農業組合によると、大臣の車列が彼らの上を走り、2人の抗議者を殺害し、他の人を負傷させたとされるとき、彼らは道路でデモを行っていた。  しかし、ミシュラはその主張を否定し、事件の時点で彼の息子は車の中にいなかったと述べた。  彼は、農民が自分の車に石を投げつけたため、運転手がコントロールを失い、抗議者に体当たりしたと主張した。  その後の暴力では、与党のインド人民党(BJP)の3人のメンバーと運転手が殴打されて死亡したと彼は付け加えた。 「私の息子がそこにいたら、彼は生きて出てこなかっただろう」とミシュラは通信社ANIに語った。  警察は死者数を確認したが、これまでのところ逮捕はしていない。車に乗っていた4人は暴力で亡くなった人の中にいたと彼らは言った。 なぜ農民たちは抗議しているのか?  何千人もの人々が何ヶ月にもわたって変化に反対し、首都デリーの主要な通りを封鎖してきた。  まとめると、法律は農産物の販売、価格設定、保管に関する規則を緩和する。これは、インドの農民を何十年にもわたって自由市場から保護してきた規則です。  それらはまた、民間の買い手が将来の販売のために不可欠な商品を蓄えることを可能にする。また、特定の購入者の需要に合わせて生産を調整する契約農業のルールの概要を説明する。  農民たちは、法律が最終的に卸売市場の終焉と保証された価格につながり、大企業に翻弄されることを恐れている。  彼らの多くは、法律が廃止されるまで農場に戻ることを拒否した。そして彼らは厳しい冬、致命的な第2のCovid波、そして灼熱の夏を乗り越えてきた。 Source: 農民抗議でインドの町の緊張が高まる | KGGのブログ (ameblo.jp)

Read More

ハリヤナ州カルナルで7日に農民大集会 周辺のインターネット遮断へ

ハリヤナ州カルナル県では7日に農民法に抗議する農民の集会が計画されており、ハリヤナ州政府は同日周辺地域でのモバイル・インターネットを遮断することを決定した。  農民団体は8月28日にカルナル県で農民法に抗議する農民らが警察官に警棒で叩かれるなどした事件に抗議し、対応した現地行政官に対する厳正な処罰… Source: ハリヤナ州カルナルで7日に農民大集会 周辺のインターネット遮断へ | 日刊インド経済 | 株式会社金融ファクシミリ新聞社 (india-economy.com)

Read More

インドの農民は100日間キャンプ場に泊まり込み、抗議し続けています

◎昨年可決された農業に関連する3つの法律は広範な怒りを引き起こし、数万人の農民が11月下旬からニューデリーの国境付近に設置されたキャンプ場に身を寄せている。 地元メディアによると、インドの新しい農業法に反対する首都ニューデリー近郊での大規模な抗議活動は、3月6日に開始から100日目を迎えたという。 農民たちはこの日もトラクターを使って高速道路を封鎖し、色とりどりの旗を振り、ナレンドラ・モディ首相に農業法を撤廃するよう訴えた。 昨年可決された農業に関連する3つの法律は広範な怒りを引き起こし、数万人の農民が11月下旬からニューデリーの国境付近に設置されたキャンプ場に身を寄せている。 モディ首相はインドの農業を近代化するためには新しい法律が欠かせないと主張しているが、農民を代表する団体は「貧しい人は虐げられ、大企業だけが繁栄する」と反論している。 キャンプの前線に身を置くサットナム・シン氏は、毎日高速道路を約5時間封鎖していると述べた。 「道路の封鎖は私たちの趣味ではありませんが、政府は皆の声を聞いていません。私たちは政府が話を聞くまで平和的に抗議し続けます」 抗議活動は1月26日の共和国記念日に爆発し、警察との衝突で1人が死亡、数百人が負傷した。しかし、農民たちは立ち止まることなく抗議を続けている。 サットナム・シン氏は100日間キャンプ場で寝泊まりし、ニューデリーのスモッグと寒さに耐えてきた。同氏によると、キャンプの運営者たちは40℃を超える灼熱の夏に備え、準備を整えているという。 政府は特定の作物に保証価格を設定することで小規模農家の生活を守ってきた。 以前の法律では、農家は必ず州の農産物市場委員会を通して農産物を販売する必要があり、同委員会と政府が合意した最低価格分の売り上げを保証していた。 法律の専門家によると、新しい農業法が施行されると、農家は仲介業者を通さずにバイヤー(他の州やチェーン店など)と直接やり取りができるようになるため、商売の自由度は格段に向上するという。 しかし、団体は、農産物を大量供給できる大企業が農産物の価格を引き下げると主張している。団体の当局者は、「政府は供給過剰になっても需給調整を行わないため、小規模農家はこれまでの保証価格以下で農産物を販売することになるだろう」と述べた。 数千人分の食事を提供する巨大な炊き出しは現在も続いている。また、一部の農民は、数百台のトラックが夏に備えて運び込んだウォータークーラーの設置を手伝っていた。一部の大型トレーラーには扇風機やエアコンも設置されているという。 インドの主要農作物は今月末に収穫期を迎える。政府は収穫期のタイミングで多くの農民が自宅に戻ると期待しているが、団体によると、大半の農民は自宅に残した家族や友人に収穫を依頼しており、抗議は3月以降も続くという。 サットナム・シン氏はAP通信の取材に対し、「農民たちは人手不足で収穫できない農場がでないように、お互い助け合っています」と述べた。 全ての農民が農業法に反対しているわけではない。モディ首相の熱心な支持者である果物農家のパワン・クマール氏は農業法にチャンスを与えると述べた。 「法律(農業法)が私たちに利益をもたらさないことが判明した場合、私たちは抗議します。私たちは道路を封鎖し、抗議を強化するでしょう。そして法律は農家を苦しめると宣伝し、仲間を集めます。しかし、それが有益であることが判明した場合、私たちは自宅に戻ります」 政府と団体は複数回交渉を重ねたが、膠着状態を打破することはできなかった。政府は法律の施行を18カ月間保留すると提案したが、団体はこの申し出を却下している。 Source: インドの農民は100日間キャンプ場に泊まり込み抗議を続けている、モディ政権の新しい農業法に反対する農民たちの抗議 (kagonma-info.com)

Read More

印北部の農民デモで衝突、8人死亡

【AFP=時事】インド北部ウッタルプラデシュ州で3日、新農業関連法に対する農民の抗議デモで衝突が発生し、少なくとも8人が死亡した。インド当局が地元メディアに語った。  ウッタルプラデシュ州では同日、アジャイ・ミシュラ内務閣外相とケーシャブ・プラサド・マウリヤ州副首相がラキンプルケリ県を訪問予定だった。  衝突はミシュラ氏の車列周辺で発生したと報じられている。  ムクル・ゴエル州警察長官はCNNニュース18に対し、8人が死亡し、うち4人が農民で、残り4人は車内にいたと述べた。  農民側は、ミシュラ氏の息子が乗っていた車がデモ参加者4人をひき殺したと主張。同氏の息子は運転していた可能性もあるとしている。  目撃者の話によると、怒ったデモ参加者が車に火を付け、さらに車内の4人が死亡した。  ソーシャルメディアで拡散された、現場を撮影したとされる動画では、血まみれの農民や、複数の車両が燃える様子が映っている。  一方、ミシュラ氏は地元メディアに対して農民側の主張を否定。デモ隊が車列を襲い、中央政府とウッタルプラデシュ州の双方で与党となっているインド人民党の関係者3人と運転手1人が殺害されたと語った。  インドでは先週、新農業関連法が成立してから1年を迎えた。同国の総人口13億人のうち3分の2が農業に従事している。 【翻訳編集】AFPBB News Source: 印北部の農民デモで衝突、8人死亡(AFPBB News) – goo ニュース

Read More


インド
社会

インド北部ハリヤナ州政府は、7日午前0時から23時59分まで、州内5地区のモバイル・インターネット・サービスの提供を停止した。同日に計画されていた農民による抗議活動を阻止する目的だった。ライブミント(電子版)が伝えた。 モバイル・インターネット・サービスが遮断され… Source: ハリヤナ州、農民デモ阻止のためネット遮断 – NNA ASIA・インド・社会・事件

Read More

<シンガポール・CNA>インド・続く農民デモ・衝突で8人死亡

インドでは農業関連法に反発する農民によるデモがエスカレートしており3日には当局との衝突で少なくとも8人が死亡した。去年成立した農業関連法で農業の規制が緩和された一方で農民の間で農産物の最低価格での買い入れ制度が廃止されるのではと反発が強く、抗議デモは1年近くにわたって続いている。モディ首相に取って2014年から就任してから最大の問題に発展していると警告する専門家もいるが農民側はまだこれからだという姿勢。2022年にはインド最大の人口を抱え3日、衝突が起きたウッタルプラデシュ州を含む2か所で選挙が行われる。農民たちは反モディ首相の運動を展開し有権者にボイコットするよう訴えるとしている。下院で最大の議席を抱えるウッタルプラデシュ州で勝利することは極めて重要。警察に言及。ニューデリー、ラキンプルの映像。

Read More

インドで農村協同組合による抗議デモ発生

インドでは昨年11月、「農産物流通促進法」、「農民保護・支援・価格保証及び農業サービス法」、そして「改正基礎物資法」の3つの新しい農業法ができた。これに抗議する農民のデモが9月5日、ムザファルナガルで行われた。何千人もの農民や組合リーダーが集まり、討論が行われた。 新農業法に反対して最高裁判所を動かすため、昨年度からこうした抗議が度々行われていた。そして最高裁判所は今年1月、ようやく新農業法を再検討するための支部を作った。今後、実際に新農業法が改正されるまでデモは続けられる見込みである。 Source: インド PICKUPニュース(2021年9月9日 付) | 海外情報ナビ (global-biz.net)

Read More

農民の抗議運動とインドに対する略奪

ここ数週間のことだが、インドの農民の抗議運動が世界的に人々の注目を集めている。歌手のリアーナや、気候活動家のグレタ・サンバーグや、女優のスーザン・サランドンなどから支持の声が上がっている。抗議運動の前線で戦う女性農民たちが、タイム誌の3月上旬号の表紙を飾った。その1ヶ月前には、カナダのトロント・スター紙に、地域労働団体がインドの農民たちを支持する全面広告を載せた。西側からの関心が得られたのはつい最近のことだが、インドの農民運動は半年以上続いており、タイム誌の報道によれば、「現在世界で進行中の抗議運動で最大規模のもので、人類史上においても最大のものだ」とのことだ。  インドの労働総人口5億100万人のうちの約41%が、農業従事者だ。その大部分が、パンジャブ州や、ハリヤーナー州や、ウッタル・プラデーシュ州出身者だ。彼ら農民たちが要求しているのは、3件の法律の撤回だ。これらの法律は、ヒンドゥー至上主義者であり、新自由主義者であり、ネオファシストであるナレンドラ・モディ首相政権と、首相が所属するインド人民党(BJP)が2020年9月に決めた法律だ。これらの法律は、インドの農業部門を企業の支配下に置くことに道を開くものであり、農民にとっては、農作物に設定されていた公的最低価格(MSP)や、穀物の買い取りのために政府が管理していた市場(mandis)がなくなってしまうことになる。さらにこれらの法律は、農作物生産市場委員会(APMC)と、政府による農作物の買い入れ制度を弱化させるものだ。農民たちを保護するこれらの政策は、何十年もの間、インドの農民たちを、自由競争による完全な搾取から守ってくれていたというのに。  これらの新法のもと、農民たちは農作物を直接企業に売ることになった。インドでは独立資本が市場を支配することがよくあるので、農家は農作物を安値で買いたたかれる。この新しい法体制のもとでは、インドの85%をしめる小規模農家や、零細農家たちが、自分たちの土地を企業に手渡すことになる可能性がある。これら3法は、農民たちに何の相談もなく、また議会上の正当な手続きを無視した形で制定されたものであり、アグリビジネスの利益のために作られた法律だ。これらの法律は、農民たちが企業を訴えることも禁じており、完全にアグリビジネスに恩恵を与えるための法律だ。  農家であるスークデブ・シン・コクリさんはBBCの取材にこう答えている。  「こんな法律は、小規模農家や零細農家たちに対する死亡宣告です。これらの法律の目的は、農業や市場を大企業に手渡すことにより、農民たちを破滅させることです。大企業は私たちの土地を奪い取りたいのです。でもそんなことはさせません」  これらの抗議運動に対する政府の対応はずっと高圧的だ。政府は抗議運動が起こっている地域のインターネットを遮断し、ツイッター社にインド人民党政権を批判するようなアカウントは削除するよう何度も圧力をかけ続けている。2月にツイッター社はインド政府に協力して、抗議運動に関わっている500人のアカウントを削除し、後にいくつかのアカウントを復元させた。そのアカウントの中には、非常に人気のあるアカウントのKisan Ekta Morchaや、Tractor2Twitrも含まれていた。実際、抗議運動家たちは、政府から直接、あるいは政府に支援された勢力から暴力を受けている。例えば、催涙ガスや、放水銃や、警察によるバリケードや、国家が行っていると思われる農民に対する攻撃などだ。これまでのところ、12月の寒波による死者数や、自殺者と合わせて、抗議運動に対する国家の認める暴力により248人が死亡している。  ここ30年間、これらの新法が制定される以前から、インドの農民たちは、公的支援が次々と切り捨てられる中で激しい苦難を味わってきた。1992年にインド政府は、新自由主義政策をとる方向に定まった。それ以来、33万人の農民が自死している。モディ政権による新しい法律は、いま農民たちを崖っぷちにまで追いつめている。  「農民たちの意気が上がっていることは、インド社会を大きく変える可能性がある」と、プラブハット・パトナイク氏は私に語った。  パトナイク氏は、ニューデリーのジャワハルラール・ネルー大学の名誉教授であり、インドにおける経済学の代表的な研究者だ。パトナイク教授によれば、この農民運動は「英国支配からのかつての反植民地独立闘争を思い起こさせる」もので、その独立闘争の目的は、「平等で民主的な社会」を建築することであり、その社会が実現されれば民衆の「生活水準」が改善されると考えられていた、とのことだった。パトナイク教授が強調したのは、「この考え方だけでもインドを国家として生き残らせることができる」という点だ。さらに農民運動は、「インドの国家としてのいのちを再生させるための闘いだ」とも述べている。  サトヤ・サガー氏もパトナイク教授の意見に同意し、私にこう語っている。「この農民運動は、(モディ首相やインド人民党が率いている)上級カーストに所属するヒンドゥー至上主義者たちが作り出したファシストとの闘争であり、英国の植民地主義からの解放を求めたインド人の闘争と同じ、歴史的な闘争である」と。サガー氏はインドの著名な左派の記者であり、「カウンター・カレント」というオンライン誌の共同編集者である。  2019年の国政選挙で2番目に多い票を獲得したモディ首相と、インド人民党による支配の特徴は、インドの少数派に対するあからさまな差別意識と、暴力的な攻撃にある。差別がもっとも明らかになっているのは、2億人いるインドのイスラム教徒に対する差別だ。インドのイスラム教徒は全人口の14%にあたる。これらのイスラム教徒への差別を進める一方で、インド人民党はヒンドゥー教徒が支配する文化を推進している。ヒンドゥー教徒はインドの総人口の84%を占めている。特に上位カーストに所属する人々は、企業によるインド経済支配を確実にしようとする計画を進めている。モディ首相は、新自由主義を広めるために、ネオファシズムの考えを利用している。  パトナイク教授は最近のインタビューでこう主張している。  「世界中で新自由主義を追い求めれば、その行き着く先はネオファシズムになる。新自由主義は、すべての国において、収入と富の配分の不平等を広げており、(インドのような)国々の労働者階級に属する多くの民衆たちを貧困に落とし入れている」と。このような大衆からの搾取を強めるために、「企業や金融界の富裕層たちがネオファシストたちと手を組んで、「ほかの人々」を中傷することによって、生活改善についての話をごまかそうとしているのだ。その際、少数派宗教や少数派民族が運悪く利用されるということがよくあるのだ」  サガー氏が語ったのは、農民政策に関して、モディ政権が、ある特定の企業の利益のためにどれだけ奉仕しているかについて、だった。以下はサガー氏の発言だ。  「モディ首相は、大企業が作り出した影武者にすぎない。新しい農業関連法で主に利を得ると考えられているのは、ムケシュ・アンバニだ。彼はインドで(それにアジアでも)最も裕福な豪商だ。(さらに彼はモディ首相に一番多く資金提供している)」  さらにサガー氏は、アンバニは210億ドルの投資を「フェイスブック社や、グーグル社や、サウジ・アラビアとアブダビ首長国の政府資金から得ている。こんな投資を受けることができた主要な理由は、アンバニが現インド政権と近い関係にあることが知られていて、アンバニの事業に投資すれば、利益が得られると考えられているからだ」と語っている。  サガー氏の指摘によれば、 「フェイスブック社はアンバニが所有しているIT関連会社「ジオ・プラットフォーム」社の最大の投資元だ。ジオ・プラットフォーム社は、インドで最大のモバイルネットワークであるジオ社と、インドで急成長を遂げているe-groceries(ネット上で食料品を売買すること)業界を支配しようともくろんでいるジオ・マート社の両社が所有している会社だ。アンバニが所有するエンパイア社が、フェイスブック社のメッセージサービスであるWhatsAppと提携する計画がある。WhatsAppはインド国内に4億人以上の利用者がおり、ジオ・マート社の消費者基盤を広げる狙いもある」とのことだ。  「ジオ・マート社のようなe-groceries会社が、食料品の販売網や、販売経路や、小売を取り仕切るようになれば、巨大アグリビジネスが、穀物の選択から、種子や、肥料や、農薬の選択まですべてを取り仕切ることになりそうだ。デジタルマネーを扱う業者(その中にはフェイスブック社のWhatsAppも入っている) が、支払いに使うデジタルマネーを提供することで、最終的には企業の重役や、投資家たちが気ままに利を得るために、農民を永久に安月給のサラリーマン状態にしてしまうことになるだろう。農業に関する3新法の意味は、そのようなベンチャー企業の成長を手助けすることなのだ。そしてこのような法律体系がなければ、インドに資金投資しようという外国の投資家は出てこないだろう」  サガー氏は、アマゾン社や、フェイスブック社や、グーグル社や、ウォルマート社を、英国の東インド会社になぞらえている。大英帝国とともに、200年間インドを植民地支配し、インドを搾取し、インドに貧困の苦しみを味わわせたあの東インド会社だ。  企業によるインドの植民地支配が続けられているが、それは、インド人民党が、「分割して統治せよ」という戦略で、国内の少数派民族や少数派宗教を悪者にすることが上手くいっている状態が続いている場合に限られる。しかしこのようなやり方が、農民の抗議運動により大きく揺るがされている。というのも、抗議運動では、農民たちも、労働者たちも、ヒンドゥー教徒たちも、イスラム教徒たちも、ダリッツ(“不可触民“という名でも知られているヒンドゥー教カーストの最低位に属する人々)たちも、アディバシ族(インドの先住民族)たちも、皆が団結しているからだ。イスラム教徒と、ダリッツと、アディバシ族の人口を合わせれば、インド総人口13億人の半数に近い数字になる。  パトナイク教授の説明によれば、上記の人々の団結により、農民の抗議運動は、インド人民党に反対する国民的な政治運動に発展しつつある、とのことだ。「農民たちの運動は、労働問題など他の闘争中の問題と共通しており、お互い連携して戦うことができる。労働者たちも、パンデミックに伴う都市封鎖措置期間に通された抑圧的な法律に反対していたのだから」とのことだ。  さらにパトナイク教授が付け加えたのは、ジャート族(農業カーストに所属する人々)の農民たちと、ダリッツ・カーストの農業従事者たちが連帯している事実だった。この両カーストとも、「社会階級とカースト制度の歪み」に苦しんできたのだが、農業関連新3法にともに反対している。「この現象は、インド国内の地政学における根本的な変化を表している」とパトナイク教授は強調し、「未来に繋がる重要な1歩になるだろう」と述べた。  サガー氏もパトナイク教授と同意見であり、「インドの民主主義に関わるすべての機関を威嚇し、崩壊させ、買収しようというインド人民党の企みは、農民運動により大きく阻害されていて、この農民運動が、インドの他の民衆運動を刺激して、ともに闘う土壌ができてきた」と語った。  農民たちの後からとぼとぼついてきているのが、インドの野党勢力だ。その中で一番目立っているのが、インド国民会議党だ。しかしインド国民会議党は、前回の選挙でインド人民党が大勝したため、国政においてほとんど力を発揮できない状況におかれている。サガー氏は、インド国民会議党のことを、「最も勇ましい騎士たちが乗って鞭を当てているのに、敵を追いかけようともしない死に馬のようだ」と揶揄している。 しかし、このような弱体化した政党ではあっても、 インド国民会議党は最近行われたパンジャブ州での市会議員選挙で圧勝した。その主な理由は、農民運動が後押ししたからだ。このことはインド国民会議党が勢力を巻き返すという希望を呼ぶものだった。パトナイク教授は、農民たちの抗議運動の高まりが、既存の政党に刺激を与えるのではないかと楽観視している。  モディ首相のインド人民党がもつ政治的権力は、見た目ほど安泰ではない。インド人民党が国政選挙で実際手にした得票率は37%程度なのだが、インドが採用している英国式の小選挙区制においては、与党となるのに十分な得票率だった。逆に言えば、62%のインド国民は、インド人民党を支持していないといことになる。しかし様々な政党が票を分け合ってしまってこうなっているのだ。 3月2日に農民抗議運動家たちが、インドの10組の中央労働組合と合同で発表した内容によれば、5つの州で実施される選挙において、反インド人民党キャンペーンを張るとのことだ。 「農民たちがインド人民党の議席数を減らす役割を果たすことは間違いない」とパトナイク教授は語った。  ハリヤーナー州の農民であるラマザン・チョーダリーさんは、ヒンドゥー紙の取材に対して、こう語っている。  民衆が破ろうと決意しているのは、「インド人民党による、インドの社会構造の分断政策です。私たちは、連中が“ジャート族VS反ジャート族“、“シーク派VSヒンドゥー教徒“のような分断を仕掛けてくることを、手をこまねいて待っているわけではありません。この抗議運動は、インド国民を国内至る所で団結させるものなのです」 This article was originally published on Canadian Centre for Policy Alternatives (page 16). Source: 農民の抗議運動とインドに対する略奪 – 日本版「黒は美しい(ブラック・イズ・ビューティフル)」運動、2013年末始動 (fc2.com)

Read More

インド農民デモが8人の殺害後に悪化すると脅迫

ニューデリー—政府による農業法の改正に反対するほぼ一年にわたるデモがより不安定な段階に入ると脅迫したため、抗議する農民がインドの著名な指導者の息子のせいであると述べた事件で、日曜日に8人が死亡した。 警察は、北インドのウッタルプラデーシュ州で4人の農民と4人の他の農民の死を調査していると述べた。 抗議行動の指導者たちは、現場を通過する護送船団の一部として、車両がデモ隊に侵入したと述べた。 警察は彼らが 調査中 抗議者の指導者が主張したように、アシッシュ・ミシュラが抗議者を襲った車の中にいたかどうか。 彼は、インドの内務大臣であるAjayMishraの息子です。 Ashish Mishraは月曜日にインドのテレビニュースチャンネルに、彼に対する申し立ては「根拠がない」と語った。 この事件は、ウッタルプラデーシュ州警察がインドの主要野党議会党の指導者であるプリヤンカガンジーヴァドラを拘束した後、さらに注目を集めました。 彼女は、殺害された農民の家族を訪ねるために彼女を連れて行った彼女の船団がウッタープラデシュ警察によって止められた後、月曜日の初めに拘留されました。 州警察​​は、緊張を和らげるための明らかな努力のために、その地域のインターネットサービスを一時的に停止した。 この事件は、11月下旬以来、インドの首都ニューデリーとその周辺地域を悩ませてきた抗議行動に新たな政治的ビトリオールを注入しました。 膨大な数の北インドの農民が首都の郊外にある抗議キャンプを占領しました デモンストレーション 彼らが言う市場に優しい農法のトリオに対して、彼らの多くは廃業するでしょう。 農民たちは、Covid-19の致命的な波と激しいモンスーンの雨の中、座り込みと集会を続けました。 緊張は繰り返し暴力に燃え上がっています。 最悪の事件は1月に発生し、農民は数万台のトラクターでニューデリーを襲撃し、警察のバリケードを突破しました。 その見返りに、政府は農場の指導者を逮捕し、彼らが何ヶ月もキャンプアウトしていたテントを片付けようと軍隊を派遣した。 地元当局者が警察に暴力を使って1つの集会を解散するよう命じたビデオで捕らえられた後、抗議は先月、ウッタルプラデーシュ州の隣のハリヤーナ州で激化した。 州当局は追加の軍隊を配備し、インターネットをオフにしたが、政府が当局の行動を調査することに同意した後にのみ緊張は緩和された。 日曜日の事件は、ラキンプールのウッタルプラデーシュ地区で発生しました。 抗議者たちは、ミシュラ長老とナレンドラ・モディ首相のインド人民党の州大臣の訪問を阻止しようとしていた。 農民組合の指導者によると、ミシュラ氏の護送船団が現場を通り過ぎていったとき、息子や他の人たちが乗っていた車が故意に農民に押し込まれた。 ムジブマシャル 寄稿レポート。 Source: インド農民デモが8人の殺害後に悪化すると脅迫 – BRAIN&MIND NEWS (revolusynapse.com)

Read More